おはようございます。
アイカの井上賢治です。
4月に入り、連日のように商談・打ち合わせの
予定が入っています。
繁忙期と言われる怒涛の3月が終わり、
一息つけるかと思いきや・・・・・・
うれしい誤算です。
今は、オンラインの打ち合わせが主流。
おかげで濃密な時間を過ごしています。
立て続けに打ち合わせの予定があっても、
移動時間を考慮しなくていいので、心にゆとりが生まれます。
商談後、10分後には必要な資料をメールで送付なんてことも。
このスピード感はありがたい限り。
夏の到来を思わせる陽気が続いたと思えば、
一転、冬に逆戻り!?
服装に悩まなくて済むのも、オンラインの良いところですね。
それでは、今回のメインテーマにいきましょう!
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■特殊紙を選ぶポイント PART2
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いきなりですが、皆さん、
紙には「目」があるのをご存知ですか。
紙がじーっとこちらを見ているなんてことではありません。
紙の製造過程で生じる繊維の向き、
流れ方向を意味しています。
紙を破ると、比較的抵抗がなく真っすぐ破れる方向があります。
これが繊維の流れ目。
あるいは、1cm角くらいに小さく切った紙に、
水を一滴垂らしてみてください。
繊維の流れに沿って、くるんと丸まります。
この紙の「目」
きれいな印刷物を作る上で、押さえておきたいポイントです。
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紙の「目」が、仕上がりに影響を与える
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通常、紙には「縦目」と「横目」の二つがあります。
紙のサンプル帳なんかでは、「縦目」は「T目」、
横目は「Y目」と表示されています。
原紙サイズ(四六判・菊判など)で見たときの
繊維の流れ方向が違います。
・縦目(T目):長辺に平行
・横目(Y目):短辺に平行
四六判(788×1,091mm)の紙を例にすると、
1,091mmに平行に繊維が流れているのが「縦目」、
788mmに平行に繊維が流れているのが「横目」。
印刷物の仕様によって、この二つの使い分けが必要です。
例えば、二つ折のリーフレットであれば、
折り目と紙の繊維が同じ方向を向くように。
カタログやパンフレットであれば、冊子の背と
紙の繊維が平行になるよう設計しています。
それによって折り目がきれいに仕上がったり、
ページがめくりやすくなったりするのです。
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特殊紙では限定される紙の「目」
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特殊紙で、A4サイズのカタログやパンフレットを印刷したい時は、
菊判の規格がある紙から検討するのがポイント。
それによって無駄な費用も抑えることができる。
と、前回のメルマガでお伝えしました。
▼前回のメルマガは、こちらからご覧いただけます
https://aika-tokyo.net/news/2820/
A4サイズの冊子を作る際は、菊判横目の紙を選ぶと、
背と紙の繊維が平行になります。
A5サイズの冊子ならば、菊判縦目の紙をチョイス。
適切なサイズと紙の「目」を選択することが、
費用を抑え、かつ高品質を実現することにつながります。
実は、特殊紙を選ぶ上でもう一つ頭を悩ませるのが、
この紙の「目」なのです。
特殊紙の多くは、四六判の規格しか存在しないことは、
前回のメルマガでお伝えしましたね。
問題は、そのほとんどが「横目」限定であること。
菊判は「縦目」「横目」の選択ができる紙が多い中、
四六判は「横目」しか存在しない特殊紙が大半なんです。
これが、さらなるコストの上昇を招いたり、
選択肢を狭めてしまう要因なのです。
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紙に仕様を合わせる逆転の発想
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特殊紙は、なんと言っても一般的な紙では得られない
見た目のインパクトや独特の質感が魅力。
紙のサンプル帳を見て一目ぼれ、なんてことも。
四六判「横目」の規格しかない紙でも
どうしても使いたいと思うことがありますよね。
そんな時は、紙の規格に合わせて仕様を見直すのも
一つの考え方です。
四六判「横目」に適した冊子のサイズとして
すぐに思い浮かぶのはB4またはB6サイズ。
とは言え「B4では大きすぎる」「B6では情報量が限られる」
こうした声もあるでしょう。
そこでオススメしたいのが「B5サイズの横本」です。
短辺を背とした横開きの冊子。
写真集やイラスト集、絵本なんかにもよく見られる形状。
これならば情報量を確保でき、持ち運びにも便利。
紙の「目」もぴったりで、何よりおしゃれ感もありますよね。
仕様に適した用紙を選択するのではなく、
紙に合わせて、印刷物の仕様を考えてみる。
切り口を変えてみると、特別感を演出しながら
コストパフォーマンスを向上させることもできます。
逆転の発想。
特殊紙を選ぶ際のもう一つのポイントですね。
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■編集後記
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最近、知人に紹介されて読んだこちらの本が
とても勉強にりました。
・「させていただく」の使い方(椎名美智・著)
テレビを観ていても、出演者の発言に違和感を覚えることが
たびたびありました。
「これから歌わせていただきます」
「私たちは結婚させていただくことになりました」
もちろん、日常のビジネスシーンでも目にします。
「お見積もりをお送りさせていただきます」
「今度、お伺いさせていただきます」
なぜ、みんなこんなに「させていただく」んだろう・・・・・・
って思っていました。笑
この本を読んで、大いに納得。
私の世代と若い世代では、
意味合いが違っているところもあるんですね。
「部下の言葉遣いが気になる」という方にも
ぜひおすすめです。
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