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適切な用紙選びのポイント

「最近、雑誌を読んでいても目がチカチカする。

 歳のせいかな・・・・・・」

 

なんて、気になってしまったことありませんか?

 

ちょっと待ってください。

それは歳のせいだけではないかもしれません。

 

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「見せる」か「読ませる」か

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「用紙は以下よりお選びください」

・コート紙

・マットコート紙

・上質紙

 

印刷物を注文するときって、たいていこの3択ですよね。

 

「オススメ」って書いてあるからこれでいいか。

なんて、安易に選んでしまってはいけません。

 

印刷物の目的に合った、適切な紙を選ぶことが大切です。

 

 

コート紙は、その名の通り表面にコーティングが施されています。

光沢があり、ツルツルとした手触り。

 

写真がきれいに再現されるので、

ファッション誌やエンタメ誌、スポーツ雑誌など

数多くの媒体で使用されています。

 

一方、上質紙はコーティングがされていません。

コピー用紙のような質感です。

インキが沈みやすく、写真もくすんだような印象に。

 

自治体が発行している広報誌は、ほとんどがこれです。

 

 

この2つの使い分けのポイント。

それは「見せる」のか「読ませる」のかの違いです。

 

コート紙はビジュアルを「見せる」ことに適していますが、

文字を「読ませる」のには向いていません。

 

蛍光灯の光が反射して、長時間読んでいると疲れてしまうことも。

目がチカチカするのは、これが原因かもしれません。

 

その点、上質紙は読みやすく目に優しいと言えます。

 

 

見え方で言うと、マットコート紙は2つの中間のイメージ。

 

コート紙同様、表面がコーティングされていますが、

光沢が抑えられたつや消しタイプ。

 

光の反射も少なく、落ち着いた印象に。

しっとりした触感が、高級感を演出したりもします。

 

「見せる」かつ「読ませる」のハイブリッド版といったところでしょうか。

 

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紙は3択とは限らない

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「読ませる」に重きを置くならば、他の選択肢もあります。

それが「書籍用紙」。

 

専門用語で表すと「嵩高微塗工紙(かさだかびとこうし)」。

書籍用紙の多くがこれです。

 

「嵩高紙」の特徴は、軽いのに厚みがあること。

同じ斤量でも、コート紙と比べると25%ほど厚みがアップします。

 

話題の新刊や、ビジネス書にもよく使用されており、

電車に乗りながら片手で本が読めるのも、この紙があればこそ。

 

しなやかでページがめくりやすく、

裏が透けにくいのも特徴。

 

「微塗工」とある通り、表面をコーティングしていますが、

コーティング剤の塗工量はわずか。

 

当然、光の反射もわずかなため、長時間目にしても疲れにくい。

 

コーティングのおかげで、

上質紙より発色が良いのも嬉しいポイントです。

 

書籍用紙には、「読ませる」ための要素が

ふんだんに盛り込まれています。

 

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紙で心理的満足度を高める

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書籍って厚みが必要なんです。

 

書店に行くと、一部の平積みされているタイトルを除いて、

ほとんどは棚に収納されていますよね。

 

背表紙だけを見て、手に取ってもらわなければならない。

だからこそ厚みが必要。

 

また、あまり厚みのない書籍だと、

「内容も薄いのかな」と勘違いされてしまうかも。

 

情報の充実度を伝えるためにも、

パッと見の印象って大切なんです。

 

そもそも厚い本って、気分が高揚しませんか?

 

・手にしたときの満足感

・読み終えた後の達成感

 

この二つが格別。

心理的満足度まで高める効果が、期待できるのです。

 

 

この書籍用紙。

もちろんカタログやパンフレットへの使用もOK。

 

・競合他社との差別化

・特別感を演出したい

 

そんな時は、ぜひ書籍用紙の存在も思い出してみてください。

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